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考えるということは、むしろ深呼吸すること、あなたを取り囲む環境から力や発想を引き出すこと、驚くこと、思い出すこと、収集すること、整理することである。つまり待ち構えることである。句読点のある文章や休符のある音楽で記されるような、息を吸うことや小休止が、考えるということなのだ。

ティム・インゴルド (『ライフ・オブ・ラインズ 線の生態…

偉大な傑作の、何もかいてない絹地の余白は、しばしば、描かれた部分そのものよりもいっそう意味にみちていることがある。

岡倉天心 (『東洋の理想』文庫版157頁) 岡倉天心(お…

思想ある風景

堀 文子 (『私流に現在(いま)を生きる』143頁) 堀…

私は体系と秩序と論理を尊重しますが、理論よりも事実を重視します。

エルキュール・ポワロの台詞 (アガサ・クリスティ原作 &…

私たちがあるテクノロジーをスマートだと感じるのは、そのテクノロジーを使用する際に、そもそも私たちが何も考えなくてもよいときである。

戸谷洋志 (『スマートな悪 技術と暴力について』41-4…

何といふ静かさだ 音一つ

河井寛次郎 (『いのちの窓』9頁) 昨日に続き、河井寛次…

もの買って来る 自分買って来る

河井寛次郎 (『いのちの窓』46頁) 河井自身が註解をこ…

ある一つのことば、観念、あるいは課題について何か言うことは、それについて何か心に浮かぶ感想を述べることではない。それについての正しい知識、さらに適切に言えば、自己の経験がそのことばや観念の定義を構成するに至る時、われわれははじめて意味のある発言をすることができるのであり、その発言は同時に行為の形をもとりうるものである。

森 有正 (『遥かなノートル・ダム』「霧の朝」文庫版24…

風の色(かぜのいろ)

(日本語表現) 『日本国語大辞典』の見出し語(小見出し)…

年度初めの抱負や誰も読まない作文を書かせるような『手段の目的化』が横行している。他者に伝える意識がないものが学びになるはずがない。

工藤勇一さん (東大五月祭の教育フォーラムでの発言より …

裁かれる側と裁く側というのは、圧倒的な権力差がある。諦めて、審議の場でものを言えない被告人もいる。それでも人間どうしとして相対し、言葉によく耳を傾け、語り出されることに真剣に対処することは、「こんな俺の言葉でも聞いてもらえた」として、被告人の人生を変えるほどのはたらきもする。

木谷 明さん (NHK「こころの時代――それでも信じる、…

「人びと」は残酷だ、しかし「人」は優しい。

ラビンドラナート・タゴール (詩集『迷い鳥たち』内山真理…

自然界には、人間が手で描くような線はありません。蜘蛛の巣でさえも人間の描いた線とはちがいます。アウトラインなど、自然にはない線を人間が描くとき、その線はものを識別し認識したことのあかしとなります。この考え方をおしすすめていくと、線とは、人間の頭がつくりあげる抽象図形の部品のようなものと考えたほうがいいでしょう。

安野光雅 (『絵の教室』95頁) 安野光雅(あんの みつ…

この世で自らを島とし、自らをたよりとして、他人をたよりとせず、法を島とし、法をよりどころとして、他のものをよりどころとせずにあれ。

大パリニッバーナ経(大般涅槃経)より (中村元訳『ブッダ…

沈黙で失敗する者はない

カール・ヒルティの親友の一人 (ヒルティ『眠られぬ夜のた…

淋しいだけでは、人間、生きてゆけない。だから仲良しを作るのだ。ところでまず仲良くならないといけない相手は、「他人」ではなく「自分」である。

渡辺和子 (『忘れかけていた大切なこと ほほえみひとつで…

思い出を結ぶ人を失うと、本当に孤独になるものです。

ミス・マープルの台詞 (アガサ・クリスティ原作 BBC制…

「意見」とは、「私にはこう見える」という世界へのパースペクティヴを他者に向かって語ること

齋藤純一 (『思考のフロンティア 公共性』49-50頁)…

お許しください、陛下。私は下品な男です! しかし、私の音楽はそうではありません。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの台詞 (映画『…

料理をするということは自然に触れる、ということなんですよね。

土井善晴 (土井善晴・中島岳志『料理と利他』21頁) ど…

何百万人もの人を殺すためには、何も狂信的で病的とも言えるサディズムは必要なく、大規模な大量殺人は、社会に適合した人物がいれば可能となることを、私たちは初めて知った。

サイモン・ヴィーゼンタール(最初のナチハンター) (NH…

道徳的な規格や基準は一夜にして変わること、そして一夜にして変動が生じた後は、何かを固持するという習慣だけが残される。

ハンナ・アーレント (『責任と判断』文庫版74頁) ハン…

論理はことばの意味するところを引き出してくることだから、手持ちの情報を最大限に活用するには、その情報の意味するところを引き出してやらなくちゃいけない。それが論理の力だ。

野矢茂樹 (『はじめて考えるときのように』文庫版209頁…

ものには生の一面と、死の一面とがあります。いつかは必ず死ぬというのが死。他方、生まれたり滅したりしない、不生不滅というのが生です。……見ると必ず意識を通しますが、そのわかり方でわかるのは死だけです。

岡 潔 (森田真生編『数学する人生』文庫版56頁) 岡 …

見えるものは、目に見えないものの輪郭を描くためにあるにすぎない

ミヒャエル・エンデ (『ものがたりの余白』文庫版210頁…

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