藤田正勝

『はじめての哲学』(岩波ジュニア新書)86頁

藤田正勝(1949年- )は、西田幾多郎やヘーゲル等の哲学研究で知られる京都大学名誉教授。

「死というのは……生命体がその活動を終えていくという出来事に対して、わたしたちが与える意味、、であると言えるのではないでしょうか。 死には、死を前にした本人の思い、そして周囲の人たちの思いが深く関わっています。死の判定は病気の判定と根本的に異なるところがあります」(上掲書86頁)。

たとえば脳死を「人の死」と認めるかどうかは、あるいはそれ以前に脳死判定そのものも(日本の場合)、家族の承諾を踏まえて行われる。「死という意味、、は医者だけで決めることはできないのです。医者もまたそれに関わる一員にすぎません」(同87頁)。

文献:『はじめての哲学』 (岩波ジュニア新書 935) – 2021/6/22(クリックでAmazonに移ります)